使用シチュエーション | 街乗り向き
ツーリング
サーキット
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作業スキル | 初心者
プロ級
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品質・質感 | 5 |
使用感 | 5 |
耐久性 | 5 |
HONDA Ape100のチェーンを交換しました。
私の選択としては、馬力の小さなエンジンですので、軽量でフリクションロスの少ない純正同等品のノンシールチェーン、燃費の部分でも有効だと判断したからです。
メーカーは迷いましたが、純正採用されているD.I.D、ご存じの方も多いかと思いますが世界シェアbPのメーカーです。石川県加賀市に本社を置く大同工業、2024.1.1の能登沖地震で被災されて大変だったと思いましたので、微力ながら応援の気持ちも込めました。
カラーはスタンダードでも良かったのですが、ちょっとだけカスタム感を出したかったので、ゴールド&ブラックを選びました。届いた商品を見て、私的には程よいゴールドといいますか、目立って金ピカでなく、シックな感じがあって良かったと思います。
ノンシールチェーンは、250ccクラスかそれ未満のオートバイで一般的に採用されているチェーンで、以前はスポーツタイプではない250ccクラスのオートバイでは、一部ノンシールチェーンを採用することもありましたが、現在では125ccクラス以下で採用されることがほとんどです。
シールチェーンにある潤滑剤(グリス)を保持する機構が無いため、軽量にして安価ではあるものの、チェーンが伸びやすいという特徴があります。
ノンシールチェーンのメリットは、先ずは安価ということでしょうか。有名メーカーのチェーンでも、1000~2000円程度で入手することができます。探せばもっと安価なものもありますが、正直1000円、2000円台ってかなり安いですよね。これ以上安くしてもあまりコスパは良くない(信頼性が段違いなので)と思うので、ノンシールチェーンは有名メーカーのものを使用しておくのが無難かなと思います。シールチェーンですと、最も安いグレードのものでも6000円以上はしますので結構差があります。
次は、シールチェーンと比べて軽量でフリクションロスが少ないです。実際のレースシーンでは、シールチェーンよりもノンシールが使われることがあるようです。1レース持てば十分だからでしょう。
また、小排気量のオートバイ、特に原付一種・二種においては、コスト面やエンジン出力が小さいので、フリクションロスの少ないシールチェーンの方が軽量で燃費などの効率が良いからです。加えて、ユーザーの使用環境を想像した場合、オートバイメーカーでは、日常のいわゆる足として使われることを想定していて、一度に何百キロも走行する設計にしていないからだと思います。
ノンシールチェーンのデメリットは、シールチェーンと比べるとかなり寿命が短いところです。チェーンメンテナンスをほとんどしない場合には、1000kmも走っていれば伸びてダルダルのチェーンが出来上がります。
それから、メンテナンス頻度が多くなるところです。潤滑剤がシールチェーンと比べると早く無くなってしまうため、高い頻度のチェーン清掃・注油が必要になります。メンテナンスをしていない場合はもちろん、メンテナンスをしていてもチェーンは結構伸びます。ですので、チェーンの張り調整、チェーン交換の頻度も高くなります。
もともとの車両がノンシールチェーンだった場合に、後からシールチェーン化する際は、若干サイズが大きく(太く)なりますので、フロントスプロケットのカバー内で接触するものが無いかなど、しっかりと確認することが必要です。
では、「ノンシールチェーンを使う意味はないじゃないか」と言われそうですが、おすすめなケースももちろんあります。
1.こまめにメンテナンスする人
2.林道やダートを多く走るなど、チェーンに多大な負荷をかけるため交換サイクルが多い人
3.チェーン関連メンテナンスを学びたい人
4.ランニングコストよりも、とにかく初期コストを抑えたい人
5.レース/サーキットをよく走る人
には、ノンシールチェーンがオススメです。
※この商品は友人や知人におススメできますか?⇒ YES・・・オススメできます。
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