ユーザーによる PANOLIN:パノリン のブランド評価
パノリンオイルは極端に熱に強く、常温域では柔らかく、高温域までしっかり保護するロングライフ仕様。小排気量車〜レーシングユースまで幅広く使用できるハイクオリティオイルです。
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5.0/5
以前はMOTUL 300V 10W-40を使用していました。 しかし、交換後距離を走ってしまうと、どうしたものか、熱ダレやシフトが入りにくくなってしまい、何か良いオイルがないか探していたところ、このオイルを見つけました。
メーカーの謳い文句どおり、「次のオイル交換まで気持ちいいを実現」を実現できています。
レッドゾーンまで回したりしますが、熱ダレしたりギアの入りが悪い所か、逆に怖いくらい気持ちよく入ります。
ただ、MOTUL 300Vの時はパッケージ自体にメモリが彫ってあり、先端がジョッキの役割をしてくれたので、オイル交換時は重宝していたのですが、このオイルを入れる際にはジョッキが必要になりました。(笑
購入して正解だったオイルです。
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【Webikeモニター】
Ducati SS1000DSに使用しています。Ducatiの空冷バイクのウイークポイントは後ろバンクの排気側。一般的にVバンクの後方側は、「後方排気」になっているため、空冷の場合、冷却が難しいという問題があります。そのため、Ducatiの空冷エンジンも、この部分の冷却には、オイルがかなりの役割を担っており、油温管理には非常に気を使います。Ducatiといえば、シェル・アドバンスが指定油ですが、けっこうシェルは高い。まあ、高いだけのことはありますが、パノリンRACEはシェルよりも価格が安く、それでいてシェルにも負けない耐久性があります。
パノリンRACEは、10w-50。普通、高温側の粘度指数が50番の場合、低温側は15wもしくは20wであることが多いです。高温で高粘度なら、低温でも粘度が高いのは当たりまえ。しかし、昨今は粘度指数向上剤を加えることで、高温で粘度を保ちながら、低温ではサラサラというものが増えました。(いわゆる、ワイドレインジオイルと言う奴です。)ワイドレインジオイルって、一見良いことばかりのようですが、問題は粘度指数向上剤がすぐに劣化してしまうこと。なので、こういう粘度指数向上剤に性能を頼ったオイルと言うのは、寿命はとても短い。そのため、こういうオイルは使わない方がよいです。
そういう「常識」があったため、パノリンも、ワイドレインジオイルだろう、と思って今まで避けてきましたが、モーターサイクルショーで話を聞いたところ、パノリンの場合は、粘度指数向上剤には頼らずに、基油(ベースオイル)のところで、この特性を出しているため、寿命は決して短くないとのこと。また、ベースオイル自身も、植物油由来の不飽和カルボン酸エステルではなく、石油由来のパラフィンを用いた飽和カルボン酸エステルであるため、基油自身の安定性も高く、普通の15w-50や20w-50オイルと比べても、寿命はむしろ長いと言ってもよいとのこと。
これに変えて、サーキットを走ってみましたが、2、3時間走った程度では、びくともしない耐久性がありました。そういう意味では、長寿命というのは、決してセールストークだけではないと思います。ちなみに、スイスのDucatiでは、パノリンが指定油だとのこと。そういう意味では、パノリンは元々Ducatiとの相性も悪くなさそうです。
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