使用シチュエーション | 街乗り向き
ツーリング
サーキット
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効果 | 効果なし
効果あり
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作業スキル | 初心者
プロ級
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品質・質感 | 5 |
コストパフォーマンス | 3 |
8年ぶりに大型バイクにリターンして2021年式のMT-09SPを購入したものの、エンブレの強さが気になって内圧コントロールバルブのT-REVを取付けて見ましたが、急減速が必要な時に立て続けにシフトダウンしていくとリアがホッピングしてABSが作動してしまうことが何回かあって、もうこれはスリッパークラッチを入れるしかないかなと感じておりました。
しかし、純正でもFCCのアシスト&スリッパークラッチが入っているので、R1などのように調整できたらと調べてみましたが情報が無く、それならばとSTM社のラインナップを探してみたものの該当製品はなく、グーグル検索でこちらのスタークラッチがヒットするだけでした。
STM製は以前乗っていたFZ1に使ったことがあったのですが、SUTER製は未知の領域?でしかもmoto禅さんのサイトでもMT-09用(品番:004-15007)は2013?2017年式までの対応のため、諦めていたところSUTER社の本国サイトで2018?2022年式用の(品番:004-15009)を発見して、WEBIKEさんに問い合わせると取り寄せ可能だったため購入してみました。
と、いっても総輸入代理店はmoto禅さんなので、ちゃんと届いた製品もmoto禅さんの取り扱いで日本語マニュアル付属だったので、翻訳ソフトを駆使して和訳覚悟だったため大変助かりました。
しかも不明なことがあったのでWEBIKEさん経由で購入したこともお伝えして質問したところ、とても丁寧に回答いただき、補修パーツなどもすべて取り寄せ可能ということでしたのでサポートも万全でした。
取り付けは基本的にマニュアルをベースに詳細なパーツの組み立てはパーツリストを正として組み立てて行けばとくに問題なく作業は可能です。
今回当方で疑問に感じたところは、板バネが2枚重ねになっており、1枚は予備なのではないかと思ってしまいましたが、2枚重ねが正解でした。
それと、ギャップの計測方法が記載されていますが、ディスタンスボルトにワッシャーを入れてある場合はその厚みを控除するという記述がありませんでしたので、クラッチ版は新品でギャップが適正範囲を超えてしまう場合はワッシャーの厚みを考慮してみてください。
純正クラッチからの交換はトラブルが無ければ初見でマニュアルをみながらでも1時間はかからないくらいの作業量ですが、クラッチカバーを取付ける作業が一番大変でしたので、交換作業前にプルロッドの位置などをスマホなどで撮影しておくのが良いと思います。
交換後に軽く市街地を走ってみましたが、エンブレ強い問題は解決しました。
ちょっと雑にシフトダウンしても、スムーズに減速するので低速走行でギクシャクしなくなります。
なんなら1速で高回転まで引っ張ってアクセルオフでも同じようにスムーズに減速していきます。
※(あまりこれをやるとクラッチ板の減りが早まります。)
エンブレに関しては解決した反面、純正のアシスト機能が無くなりますので、クラッチ操作は重くなります。
※対策としては軽いクラッチホルダーに換装が考えられますが、クルーズコントロール用の2段回スイッチの問題があるので、左腕の握力を強化するのが手っ取り早いかもしれません。
また、スリッパーなので強いエンブレを半クラで逃がしていることから、クラッチ版の減りは早まり、オイルは汚れやすくなります。
すでに純正でスリッパークラッチが入っているのにわざわざ社外品を入れる人は少ないかもしれませんが、高回転域などでエンブレの強さが気になる方には解決策のひとつになると思います。
※この商品は友人や知人におススメできますか?⇒ YES・・・オススメできます。
役に立った
コメント(全1件 )
その後クラッチレバーのピボット部をベラリング化することでクラッチの重さ(引っかかり?)はほぼ解決しました。
※純正のピボットピン?ボス?カラーって言うのかな?にはかなり擦れキズが入っていたので、基本ワイヤー式の全ヤマハ乗りの方にはベアリング化お勧めです。
当方の車両では外形10mm内径6mm厚み15mmのカラーが入っていたので、シェル形状針ころ軸の厚み9mmをミニチュアベアリングの3mm厚を2つ使って挟み込むとちょうど15mmになりました。
※ベアリングの動きを阻害しないように締めすぎ注意です。