ユーザーによる SP忠男:SPtadao のブランド評価
『SP忠男』マフラーを装着したユーザーの多くは走り出した瞬間に顔をほころばせます。40年に渡りマフラーのトップブランドに君臨するその性能は、あなたの愛車をさらに楽しいマシンへ生まれ変わらせることでしょう。
総合評価: | 4.4 /総合評価543件 (詳細インプレ数:503件) | |
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買ってよかった/最高: | 305 | |
おおむね期待通り: | 185 | |
普通/可もなく不可もない: | 34 | |
もう少し/残念: | 10 | |
お話にならない: | 7 |
3.8/5
取り付け・精度 | 3 |
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品質・質感 | 5 |
性能・機能 | 4 |
音質 | 3 |
コストパフォーマンス | 4 |
もしスリップオンを狙っているなら、お勧めできます。
a) 取付性:組付け自体は簡単です。但しリアサスペンションが完全に伸びきるように車体を上げる必要があります。走行時にリアタイヤが浮いてもスイングアームとチャンバーが干渉しないようにクリアランスを確保するためです。自分の場合、車両個体のバラツキによるものか、リアサスをオーリンズに換えていたことが影響したのか、わかりませんが、クリアランスはゼロでした。これはエンジン下とサイレンサーステーの間に2mmのスペーサーを入れて解決しました。
b) 音質:冷機始動直後は燃料増量しているため、おっっとするような重厚感ですが、暖機されると穏やかになります。車検に対応するためギリギリの線をつめている感じです。スロットル一定での走行時は、表現が難しいのですが、ノーマルとは違う独特の周波数による心地良さがあります。で、スロットルをひねればカーンという良い響きですがアフターファイヤーが若干、気になります。
c) 走行性:自分の場合は中低速の扱いやすさを求めています。街中での交差点での発進停止の繰り返し、Uターン、山道でのヘアピンのようなタイトなカーブでの回転安定性。ノーマルを基準とすると耐エンジンストール性と低速の回転安定性が向上し乗り易くなりました。もう少し具体的にいうと神経質なクラッチ操作ととアクセルワークを必要としない、ずぼらな楽チンさ。
d) 耐久性:約7000Km走行しましたが音の劣化はありません。外観もチタンの硬質性により磨き傷もなく新品時と全く変わらない輝きを保っています。
e) スタイル:跳ね上がった小さなサイレンサーはスタイリシュです。きれいなRを描いたテールエンドの形状、ブルーイングが入った工芸的な溶接。ステンレス製に比べて1.5倍する価格ですが、耐久性と総合的な品質をあわせれば価格なりの価値があるのです。
以上のように、とても優れたサイレンサーですが、このサイレンサー単品のクオリティの高さゆえに、エキゾーストシスシステム全体として見れば、ノーマルエキパイの出来の悪さとの差が際立ってしまいます。距離を走行するほどノーマルのエキパイの変色と腐食、重さが気になり・・・悶々と悩んだ末、結局、B社のチタンのフルエキゾーストに換えてしまいました。そのインプレッションは別途リポートしております。
カスタムにはトライ&エラーがつきものですが、できれば一発で、ベターではなくベストな状態にしたいものです。スリップオンのなかで選択というのであれば、これはベストだと思います。
※この商品は友人や知人におススメできますか?⇒ YES・・・オススメできます。
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コメント(全1件 )
このインプレで銅賞をいただきました。少しでも、みなさまのお役にたてれば幸いです。