品質・質感 | 5 |
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コストパフォーマンス | 4 |
太くて丈夫なPCX150のベルトを使用するためにPCX125のセカンダリーをTIGRA125に移植する際に本製品を入れました。
しかし、結局PGO TIGRA125 のノーマルのセンタースプリングを使用することにしました。
◆インプレッション
? 最大加速時の回転数がそれまでの 9000rpmから1000rpm 下がった状況がありました。
? 本製品よりもTIGRA125 ノーマルのセンタースプリングのほうがバネレートが高い。
? 回転数が下がったのでWRを計6g軽量化して回転数を維持したがベルトスリップが多めの様でゴムの削りかすが多めに出た
◆試行錯誤
? 当初駆動系部品の大半をバサッと変えたのでいろいろな要因は有るとは思いましたが、本製品はスプリングレートがノーマル比11%UPというものであるので、とりあえず WR を計6g 軽い物に変え 9000rpm を維持しました。
? 以前使用していた Advance Pro の TIGRA 用強化スプリングに組換えるつもりで、ついでに 各センタースプリングの性質を測定記録することにしました。
◆結論
? 測定結果と現状を照らし合わせた結論としてKITACO の物はセット荷重やバネレートが TIGRA125には少々役不足である、
? Advance Pro(水色塗装)の物はこのクラスの車両(駆動系消耗品の強度の観点で)強すぎる可能性がある
◆測定結果
スプリングシートを旋盤で削り出して、油圧プレスと新たに購入した¥1000のアナログ体重計とノギスを使って 測定しました。
? KITAKO PCX用11% up
自由長:150mm 内径/外径:50.3/58.2mm, 線径4.0mm 巻6.5
セット長(57mm)30kg ,最大圧縮(40mm)37kg バネレート 0.41kg/mm
? TIGRA125後期型ノーマル
自由長:136mm 内径/外径:49.2/57.7mm 線径4.3mm 巻7.0
セット長(57mm)32kg ,最大圧縮(40mm)40kg バネレート 0.47kg/mm
?Advance Pro TIGRA 用 強化(水色塗装)
自由長:109mm 内径/外径:49.6/58.7mm 線径4.55mm 巻5.5
セット長(57mm)34kg ,最大圧縮(40mm)48kg バネレート 0.82kg/mm
※セット長や最大圧縮時の寸法は PCX125(Thailand仕様)での使用を前提としたもので TIGRA125ではありません。
◆ Just idea ですが
TIGRAの場合、ベルトトラブルは ほとんど摩耗を伴わない状態での剥離損傷による破断が見受けられます。本製品 KITACO PCX +11% のセンタースプリングはTIGRAノーマルよりやや弱いバネレートなので、摩耗による緩やかな変化となり、ベルト剥離/破断=>走行不能 になるようなことを避けられるかもしれないと思いました。
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